Diary of 5/31-
Return in the rain


rock @ BP岩越え

ブロードピーク高所キャンプの標高
 BPBC 4,800m
 BPC1 5,660m
 BPC2 6,185m
 BPC3 7.000m

トレッキング・キャンプの標高
 アスコーレ/Askolee 3,055m ★☆
 ジョラ/Jhola 3,189m ★
 スカムツォク/Skam Tsok 3,201m ☆
 パイユ/Paiyu 3,400m ★
 コブルツェ/Khobrutse 3,824m ☆
 ウルドゥカス/Urdokas 4,050m ★
 ゴレ2/Gore2 4,297m ★☆
 コンコルディア/Concordia 4.590m ★
 ブロードピークベースキャンプ/BPBC 4,800m
 K2ベースキャンプ/K2BC 4,980m ★☆
★:行きの宿泊キャンプ(6日+休養日で移動)
☆:帰りの宿泊キャンプ(4日で移動)

7/26 @K2BC


02:00 起床。朝飯。紅茶と目玉焼きとパン。極力、おなかに貯めないようにする・
03:00 出発。まずはブロードピークの取りつきまで。

 前の時より雪が解け、石が露出している。
 シェルパが飛ぶように歩き、足元はグラグラして歩きにくい。
 星空が綺麗で、いい天気のようだ。

03:45 取りつきにつく。
 ここで、ハーネスをつけたり、準備をするが、空が一転して雲に覆われた。

 これは、いきなり中止か?このまま登っても、すぐ下りてくることになるのか?
 皆、空を見て、ぐずぐずしている。誰も、登り始めない。

 この時は、ラッセルが無線を通じて、発破をかけた。
 そこまで行ったんだから、はよ、登れ。
 ベースキャンプから見ると、雲の上は晴れてるぞ、と。

dry route雪が解けたルート そして、登り始めた。4時半になっていた。

 ルートは、途中から完全なドライが続いた。かなり雪が解けている。アイゼンが小石に乗って滑り、足元に気を遣う。
 そして、また雪の急坂となる。先日、雪崩が襲った場所だ。
 天気は、良くなってきた。

08:00 C1に着く。少し休んで、出発。
 C1から上は、完全にドライではないが、岩の露出が増えていた。

11:00 C2に着く。
 K2でもそうだが、C2まで一気に登る初日は疲れる。しかし、落石もなく、良かった。
 昼寝にする

16:00 夕食はカップヌードル。雷が遠くで鳴っている。
 30分もすると、C2は雲の中で、あられのような大粒の雪が降ってきた。

 風も、かなり強い。風速は20m/sくらいか。show stopperの天気だ。
 これは、もう下山か?明日の朝に、判断することにする。

7/27 @BPC2(6,185m)


C2を振り返るC2を振り返る 夜の間に、雪は止んでいき、風は5m/sくらいまで治まっている。
 雪は30㎝くらい積もったようだ。

05:00 起床。
07:00 出発。ほとんど直登をしていく。
 急峻だが、雪のせいで、かえって歩きやすい。

steep route急峻な登り


C3BP Camp311:30 C3に着く。
 頂上がよく見える。とんきちのピークだ。
 この後のルートは、左手のコルを経由して登っていく。

 明日は、頂上アタック。起きてそのまま出発できるように、
ダウンスーツを着て、酸素の準備をする。

 夕方から寝だした。しかし、暑い。暑すぎる。
 それなのに鼻かぜ気味だ。ズルズルしている。少し多めに風邪薬を飲む。
 この風邪薬作戦は、失敗だった。

7/28 @BPC3(7.000m)


K2 from C3K2 from C300:30 起床。風もなく、天気はいいようだ。紅茶とチョコの朝食。気合を入れて、ベスパハイパーも飲んだ。

 鼻かぜは止まったようだ。しかし、右目の裏がゴロゴロして痛い。なにか小さな石粒のようなものがあるが、出てこない。涙を出しても取れない。
 鼻かぜと風邪薬と寝転がった体勢が良くなかったらしい。砂粒のようなかたまりができていた。
 結局、この日はこの後、片目で過ごすことになる。

02:00 夜の中を出発。速いペースで登る。

 この隊では、頂上にアタックするときに、パートナーとして一緒に登るシェルパがアサインされる。今回は若いテンジンだった。
 私は、マナスルでは、彼のおやじと一緒に登った。エベレストでもテンジンとはよく話した。縁があるなあ。

 登り始めの5分後くらいから、ものすごく息苦しくなった。
 酸素マスクを緩くつけていたために、酸素が入ってこず、外の空気にもマスクが抵抗となっていて、息が吸えない状況になっていた。これは苦しい。まるで苦行だ。

 酸素マスクをしっかり付け直すと、今度はしっかり酸素が吸えるようになった。
 気を付けましょう...

 登り始めてしばらくして、天気が急変する。雪が降りだした。そして段々強くなっていく。

 1時間ほどで、稜線のコルまで半分くらいの位置にきた。急坂がさらに急になっている。
 ここに来て、視界は更に悪くなった。ヘッドライトもほとんど役に立たない。クレバスも見えないくらいだ。

 ここで、断念して下りることにした。
 C3につくと、テントにダイブ。そのまま寝る。



05:00 外で誰かが騒いでいる。いい天気だと言っている。Urken
 外を覗くと、雪があがって、素晴らしく晴れ上がっていた。

  再度、出発することにする。直ぐに支度はできた。
  一枚岩のようなスロープを直登し、再び、高度をかせぐ。視界もいい。

 先ほど引き返した地点を過ぎた。斜面の角度が更に急になる。氷の上に薄く雪がついた感じだ。



 さらに30分ほど進んだ。コルまで直ぐのところだ。
 しかし、なんと、ここに来て、同行していたガイドから、下りるように提案された!

 ここまでのルートは、頂上に行って戻るころには、雪がとけて氷の滑り台となっている。ロープが無い状況で、ここを下るのは危なすぎる。今なら戻れる。と。

 帰りの心配で下りるという事だ。理由が理由なので、皆、少しぐずった。
 だが、一人二人と下り始めると、皆、後に続いた。あっさりしている。
 自分も、うーんと、思ったが、続いて降りた。。

 皆、高度のせいで頭が鈍って素直なのか?今日、二度目の登りで、少しうんざりしていたのか?ロープがないことは分かっていたので、納得しやすい理由だったのか?K2が目的だったので、それほどBPにはこだわってなかったのか?
 きっと、少しづつ全部が理由だったのではと、思う。

 これが、大人登りか?大人登りなのか?
 しょうがないんだけど...
 
 


 
C3につくと、テントをたたみ、早々に下りる。

 C2までは、長い雪のスロープを快調に下り、C1までは、ところどころ露出した岩に気をつかいながら下りた。

 C1からの下りは、数日前より、更にざれていた。丁寧に下りても、小石が音を立てて流れていく。大きな石が落ちると止まらない。石を落とすと、ローーックと下に向かって叫ぶ。


 私の後ろ、100mくらいの距離で、シェルパが下りてくる。彼らは何度も落石を起こした。
 彼らから、ローーックと声がかかると、後ろを向いて、直撃をしないように、コースを見極める。ぎりぎりまで引き付けて、ぶつかりそうな時は、よけるのだ。

 で、彼らが何度も落石を起こすので、私の反応が鈍くなってきた。すると、センバサン、ローーック!と、再度、声がかかった。おいおい、落とすなよ。
 今度は、ビッグローーーック!と何度も呼ばれる。実際、大きな石が何度も落ちてきた。

 そう、機動戦士が動けば、ビルが壊れるのはしょうがないのだ。
 コンクリートの塊が落ちて、モブキャラは逃げ惑うものなのだ。
 結局、当たることはなかったので、良かったが。
 
 
 途中、ドライの箇所は、懸垂下降で下りた。ドライを越えると、取りつきまではすぐだ。

 取りつきでは、アイゼンを脱いで、ダウンスーツから着替える。そのまま一時間ほど、そこでゆっくり休んだ。

 これで、登山は終わり、後はBCにもどって、それから街にもどるだけだ。

 何だか気が抜けてしまった。力がでない。
 そこからBCまでは、ことさらゆっくり歩いた。少し歩いて、少し休む。だらだら、だらだら歩く。

K2 night 長い日だった。
この日はあまり食べずに寝た

7/29 @K2BC


 Bright BP 輝くブロードピーク今日は、帰り支度をする。他にやることはない。
 ポーターが来るまでには、まだ日にちがあるようだが。

  17時過ぎから雨が降ってきた。モンスーンが近づいている。
 帰りのトレッキングも雨だろうか。雨の歩きは憂鬱だ。

7/30 @K2BC


6:00 起床。寒い。久々に寒い。霜が降りている。
 こういう日が登山に必要なのだ。きっと雪も締まっているだろう。

 ラッセルも、今日は登山を始めるにはいい日だと言った。
 そこで、私は準備万端です、と言っておいた。

皆、笑って話している。皆は今後どうするのだろう。

tent夜のテント 時々、雨が降ってくる。スカルドの方は大雨らしい。
19:50 就寝


7/31 @K2BC


river 我々のキャンプの前を、氷河の解けた水が、小川になって流れている。  夜の間は枯れており、7時半くらいからちょろちょろ流れ始め、8時には立派な川になる。

 今日は、木切れやごみで小さな船を作り、アメリカズ・カップとships洗練されたボート達
題して、ボートレースを行った。NZチームとか、アイリッシュチームとか、ボートに名前をつけて、小川に流し、皆で応援する。

raceAmerica's Cup レースは途中で船が壊れて、順位はわからず終わってしまったが、いい暇つぶしだった。
 今度は、長い紐をもっていって、凧揚げとかどうだろう。。。

 ポーターが今日来るかもと噂があったが、明日になると連絡があった。明日こそは、帰りのトレッキングに出発だ。

 BCで最後のディナーは、山羊の丸焼きだった。goat BBQ山羊とケーキ
 食料は余っている。食べたいだけ食べられて嬉しい。

8/01 @K2BC(4,980m)


return trip05:00 起床。皆、早起きで、せっかちに支度をしている。早過ぎだ。
06:00 出発。まだ川は流れていない。
来る時には、雪で覆われていたモレーンも、乾いている。
空は、時々雲で陰るが、かえって暑くなくていいかも。

07:30 BPBC通過。To chogolisa
 チョゴリサに向かって歩いていく。

gracier valley氷河の浸食10:00 コンコルディアに到着。
 この辺りは、クレバスや氷河の浸食が大きく。ぐるっと時計回りに迂回して、バルトロ氷河に渡る。
 そして、コンコルディアでランチを食べてから歩き出した。

 氷河の右岸を下っていく。途中で雨が降ってきた。冷たい雨なのに、熱帯のスコールのように激しい。びしょびしょだ。1時間ほどで止んでよかった。

 途中で氷河を横切り、氷河の真ん中を下るコースとなる。G4G4
振り向くと、G4が見えた。今日は二日分の距離となるコースだ。実に長い。

14:30 Gore2に着く
 ちょうどいい機会なので、テンジンに山用のサングラスをあげた。彼は喜んで、トレッキングの間、そのサングラスをしていた。

8/02 @Gore 2(4,297m)


5:15 起床。朝食。少し寒いが、天気はよい。すぐに暑くなるだろう。
6:15 出発。皆、本当にせっかちだ。

gracier hills ルートは、大きくうねる丘のような氷河を、いくつも乗り越えて続いている。昨日より起伏があるが、多少歩きやすい。

 ウルドゥカスのキャンプ場の手前に、軍の小さなキャンプがある。スターウォーズに出てくる砂漠の家みたいだった。

10:00 ウルドゥカスでランチ。日差しが強くなる。

 右岸を高巻きしながら、トラバース気味に歩いていく。route to khobrutseコブルツェを望む
 暑い、急に蠅が増えてきた。
 
 下るにつれ、すれ違うトレッカーが増えてくる。
 時々、背中に差してある大きな傘を欲しがって声をかけてくるが、また雨が降ったら使うのだ。あげられない。

Khobrutse camp12:30 コブルツェに着く。
 暑い。川が直ぐ横を流れているので、午後は、ずっと水浴びをしていた。
 シェルパは、暑いテントに裸で籠って、かけトランプだ。Boys


 すでに、登山シーズンは終わりだが、まだまだトレッカーは登ってくるようだ。ここでは中国人トレッカーのチームと、日本人のトレッカーチームが泊まっている。

 日本人のチームは、アマチュア写真家チームの7人組だ。皆、大きなカメラと三脚で、向かいの山を撮影している。大判カメラを持ってきている人もいた。ポーターも大変だ。彼らは今後、コンコルディアまで行って、戻るらしい。

goat BBQ2 また山羊の丸焼きがでた。食料は余っているので、大盤振る舞いだ。

8/03 @Khobrutse(3,824m)


4:15 起床。暑くて蒸す夜だった。
5:30 出発。晴れ時々曇り。
 モンスーンは、なかなか上流まで上がってこないようだ。このまま、遠くでおとなしくしていてくれ。

 行きに渡渉した川は、水量が増えたこの時期では、もう渡れない。多少遠回りだが、アップダウンの激しい氷河の中を突っ切るコースで進んでいく。

Alecアレック その後、再び、右岸を高巻きするルートで、そのまま氷河の端近くまで下りきる。
 こんどは左岸まで横切り、氷河が終わり、土の上に出る。そこから川沿いを一時間も歩くとパイユのキャンプ場だ。

9:30 パイユに到着。ランチを食べる。コーラを買った。800RP。
 行きには、気付かなかったが、このキャンプ場は本当によく整備されている。 テント場としてのまっ平らな土地が、ごみはもちろん、砂もないくらいに、綺麗に箒ではかれている。
 30分ほどで、再度、出発した。

 川沿いの狭い道を下る。川は雪解け水で激しく荒れている。崖を登り、高巻き道を歩く。

 広い河原に差しかかると、河岸に下り、小石混じりの砂地を歩く。

12:00 スカムツォクのキャンプ場に着く。広い河原沿いのSkam TsokSkam Tsok camp
平らな土地だ。

 ここは風通しがよく、日差しを和らげてくれる。しかし、砂を巻き上げるので、服もテントもじゃりじゃりになる。

 ボルちゃんは、テントの砂を気にして、テントの床を濡らした布で拭きだした。納得がいく位には、綺麗になったようだ。しかしまた、風が吹いて、全てがじゃりじゃりになっている。
 お約束のような展開だ。
 時々、皆にいじられてるが、本人は気付いていないところが、またいい。

doctorドクター 今日も、ドクターは、ポーターにもてもてだ。診て診ておじさんや、薬くれくれおじさんが取り巻いている。
 ここぞとばかりに押しかけるので、毎日、スタッフのパキスタン人が交通整理をしている。

17:00 小雨が降りだす。モンスーンに近づいているようだ。20時前に雨は止んだ。
 

8/04 @Skam Tsok(3,201m)


4:00 起床。ますます、暑くなってきたので、朝早く出ることにした。
5:15 出発。

 川沿いの比較的平坦な道を下る。
 途中から支流を遡り、8時にジョラのキャンプ場につく。ランチ休み。

 ジョラからは、早々に出発し、岩を砕いて作った高巻き道を進む。

 暑い。開けたところに出ても、緑が少ない。
 ほとんど、砂漠地帯を歩いている。
 遠くの空には、モンスーンの気配を持った雲が広がっているが、ここからは遠い。

10:15 小さな川を横切る。この川のせいで、この辺りだけ緑が豊富になっている。
 コルフォンと呼ばれるキャンプ場だが、まるでオアシスの様だ。
 牛が寝そべり、木陰ができている。パキスタン人の家族が、ピクニックに来ていた。我々も少し休憩した。

 途中で、支流のつり橋をわたる。行きとは全く違って荒れた川だった。


walk and walk直ぐにアスコーレに着くかと思ったが、ここからが遠かった。行けども行けども、村が見えない。

12:15 公園管理の事務所に立ち寄る。行きに登録をしたところだが、この日は門がすべて閉まっていた。 帰りの管理はどうでもいいのだろう。放っておいて進む。

 日差しが強い。道沿いの小さな滝で、頭を洗う。気持ちいい。

13:00 アスコーレにつく。村の入り口につくと、傘をくれくれと、子供がよってくる。
 俺を指さし、ハロー、アンブレラ、アンブレラと、お姉さんも話しかけてくる。
 もてもてだ。

 ここには宿がないので、テント生活をする。village boys村の売店
 しかし、村の売店では、コーラが300RPと安い。
 木陰で、コーラを飲みながら、午後を過ごした。

8/05 @Askolee(3,055m)


荷造り荷造り 昨晩も強く雨が降った。朝には上がってくれてよかった。

4:00 起床。朝食。荷物を作って、ランクルに載せる。
 我々も乗る。エンジンは押しがけだった。

5:00 出発。しかし5分も走ると、進めなくなった。Road fix
道が鉄砲水で寸断されている。

 ランクルが通れるように、修復をした。
 大きな岩をどかし、路肩をつくり、泥は小石で固める。
 人が列をつくり、石を手渡しで運ぶ。全て手作業だ。
 2時間程度で復旧した。

7:15 再出発。今度も5分程度走っただけで、次の寸断箇所まできた。今度の方が谷間が深い。
 最初の補修で作業のコツはつかめていたが、それでも完了まで2時間半ほどかかった。

ランクル9:45 再出発。パリダカのようだ。ランクルが荒れた道を進む。

 行きの時に壊れていた橋は、いまだに壊れていた。人力で荷物を運び、別のランクルに載せかえる。

 川幅はものすごく広くなったが、まだ暴れて渦を巻いている。道は乾いて、前の車が砂埃を巻き上げ、近づくと視界が真っ白になる。

 突然、車が止まる。また、土砂で川が寸断されているのだが、
今度は川が広い上に、水流が強いので、修理は難しい。

 すると、ランクルが川に突っ込んだ。特攻だ!flood
 パキ人も結構、やるな...


道路の戦士 戦いの記録
(ちょっと長い)


18:00 スカルドに着く。
 文明のホテルだ。
 温かいシャワーがある!
 チキンのBBQで豪華ディナーだ!

8/06 @Skardu


 昨日まで4日間、イスラマバード行きの飛行機は、モンスーンで欠航していた。
しかし、今日は天気が良いので、飛びそうだ。ラッキー!

 Kit bagを一つ、飛行機で運び、もう一つのバックは、陸路でトラックに載せることにする。

8:30 空港へ向かう。飛行機は行きの時より大きく、150人くらいの乗客だった。45分位の短いフライトだ。

空港カウンター空港カウンター イスラマバードに着くと衝撃的なことがわかった。
 この飛行機の乗客のほとんどの荷物が、飛行機に乗っていなかったのだ。

 集団ロストバゲッジだ。100人以上の乗客がカウンターへ押しかける。
 こんなのは初めて見た。絶対、わざとやっている。

 なんと、スカルドから陸路のトラックも、川があふれて進めないらしい。
出発はしたが、またスカルドに戻ったそうだ。

 これでは、荷物がいつ、イスラマバードに届くかわからない。

8/07 @Islamabad


 午前の便で、昨日の飛行機のロストバゲッジが届いた。
 そこで、日本行きのフライトは、今晩の真夜中の便に予約を変更した。

 トラックの荷物は、いつくるかわからないので、後で別送として送ってもらうことにする。
 さよなら、パキスタン

dinnerMonal Restaurant 最後の夜のディナーは、郊外の山の上に立つレストランだ。
 夜景も素晴らしいが、レストランのサイズも大きくて驚きだ。1,000席はあるだろう。それでも、人が列を作って待っている。大人気だ。

 ディナーの席で、ラッセルに、来年もK2をやるのかと聞いてみた。dinner table
 昨晩はパキ人たちと今年の反省会?みたいな議論をしたらしい。
 
 彼としては、6月の頭には、パキスタン入りする必要があると思ったそうだ。
 はっきりとした明言は避けたが、来年へのやる気は伝わってきた。
 このまま、終われないよな。楽しみだ。