Diary of 6/18-
Restart from 10 days ago

windy corner

6/18/2014 Camp 2-Motorcycle hill camp(標高3,400m)


 6:00 起床。この日は、14th campとの間のcache pointへの荷揚げだ。この荷揚げは、前のチームでは6/8に行ったので、10日程、時間が戻ったことになる。
 8時に出発して、13時にcache pointについて、14時にcampに戻った。windy cornerに風はなく、快適なhikeだった。

 この日のペースを考えると、このチームの足はあまり速くないようHP疲れきったHP
だった。特に、今後もいろいろやらかすHPは、この日のハイクで疲れきっていた。

 このチームは2人用のテントを4張り使っている。私と同室はアメリカ人のティム。彼にとってDenaliは7 summitで最後に残ったピークだ。そして今回が二度目のDenali挑戦だった。
 もう一組の男性はカナダ人のマークとインド人のHP。この二人は同じテントながら、仲が悪いというか、マークがHPに対してよりつかない。
 もう一張りのテントは女性用で、カリフォルニアのデボラとカナダ人のキャラ。ここのテントはいつもうるさい。
 ガイドは、IMGでもやっているMikeと、いつも陽気なNateだ。
 皆、30代から40代で、このチームでは、私が一番の年上だった。

 ディナーはピザだった。このキャンプのキッチンテントはやたら狭かった。
 21:30 足のテーピングの補強をして寝た。



Motor cycle hill

6/19/2014 Camp 2-Motorcycle hill camp(標高3,400m)



 6:10 起床。寝坊だ。14th campに移動をする日だが、スクランブル発進モードで支度をする。なんとか予定通り8時に出発をした。

 急いでパッキングをしたので、そりに乗せる荷物の重心が高くなっていた。Squirrel hillの急坂を登っているときに、そりがひっくり返る。そりを無理やり起こして進むが、安定していないのでまた斜めになってしまう。力任せに引いていくが、これはつらい。
 Wendy cornerでブレイクをとった時に、重ための荷物をいくつか、そりからバックパックに移し、そりの重心を整えた。調子に乗って、共同食料とかを持ちすぎたようだ。
 その後はそりはひっくり返らなかったが、14th campまでoverheatのまま歩いていく。犬がハァハァしている感じだ。

 14th campについても、ハァハァが止まらない。水を飲んで休む。なんとかテントを作ってまた休む。SPO2を測ると96/85だ。この酸素濃度は呼吸しすぎだろう。30分後に93/70 まで落ち着いた。

 当たり前だが、14th campの壁やトイレは前に作ったままになっていた。14k camp広いキッチンテントが使えてうれしい。

 18:00 夕食はキッコーマンの白味噌汁。野菜炒めとチキン炒め。なぜかチームの備品に溜まり醤油があったので、味が和風にまとまった。

 20:30 就寝。今日はテントの中でも-20℃くらいか。特に寒い。SPO2は80/65だ。普通に戻った。

キャラキャラ

6/20/2014 Camp 3-14k camp(標高4,300m)


 9:30 起床。また14th campの日が始まる。朝食はハッシュドブラウン。カリカリのポテトはうれしい。

 食事後、直ぐにcache pointまで下って、一昨日の荷物を取ってきた。この道中で、カナダ人のキャラがぶつぶつ文句を言っていた。彼女は、大阪のおかんの乗りだ。そして何かと一言突っ込んでくる。いちいち、遅いとか早いとか面倒くさい。また、汗拭きや服の調節でしょっちゅう止まる。

 天気もよかったので、雪で頭と顔を洗った。フェイシャル・スクラブというやつだ。
 17時からfixed ropeのトレーニングがあった。今回は適当に流した。

 20時からの天気予報では、月曜火曜のあたりは晴れて風も弱まるようだ。high campへの道が開けそうだ。
 21:30 就寝



Headwall

6/21/2014 Camp 3-14k camp(標高4,300m)


 6:40 また寝坊だ。山では珍しい。そしてまた緊急出動だ。ただ、皆もゆっくり支度をしているので直ぐに追いついた。

 8:30 出発。今日は16th ridgeのcache pointに荷物をデポする。前回と同じくheadwallを登る。今回は、ずいぶんルートがすいていた。先に歩いていた二人組みをfixed ropeの手前で追い越して、進んでいく。fixed ropeでは、斜面が急になるとデボラが動けなくなった。ずり落ちそうで怖いのだろう。彼女は二度目のdenali挑戦だが、もっとも経験が無いメンバーの様に見えた。
 12時くらいにcache pointに着き、以前、Nickのチームで埋めたcacheの穴に荷物を足した。14:30にはcampに戻った。

 テントで休んでいると突然回りが騒がしくなった。high campから登頂者が戻ってきたのだ。彼らは皆、気分がhighになっている。土日の好天を使ってサミットまで登ってきたのだ。前のチームが降りなければ、私もこの中にいたのだろうか。少しうらやましくも思うが、まだ登れるチャンスが十分ある今の状況も、悪くはないと思った。


 夕食は、チキンの野菜炒め。ビーフジャーキーがデザートだった。
 天気予報は、月曜は良い天気だが、火曜水曜と30mphの風になるとのこと。ガイドのMikeは、月曜にhigh campにあがって、そこで様子を見ようとの話した。チャンスには行けるところまで行く、前のチームのNickとは違うアプローチだ。私もMikeの考え方に賛成だ。Go Mike!
 21:00 就寝

6/22/2014 Camp 3-14k camp(標高4,300m)


 10:30 起床。今日は休息日だ。この時間では、既にテントは乾いている。
 朝食はパンケーキだ。ブルーベリージャムとかチョコチップとか乗せるやつだ。そのまま13時までメンバーとおしゃべりをした。
 午後は、テントで休む。皆はedge of the worldへハイキングにいったり、女性陣はranger campに男あさりに行った。
 夕食は エンチラーダ。タコスでラップしたライスとチーズだ。
 天気予報は、明日は晴れ、火曜水曜は20-30mphの風。悪くない

 21:50 就寝。今晩は冷えが厳しいようだ。明日はhigh campへの移動で、big day。わくわくする。


16k ridge

6/23/2014 Camp 3-14k camp(標高4,300m)


 5:30 起床。寒い晴れの日だ。-30℃位だろうか。稜線にも風があるようだ。
 火曜日からの天気が良く見えない。東の風が雲をつれてくるかもしれない。予報が当たらない中、決定打がない。
 我々はhigh campに出発することにした。チャンスがあれば、スケジュールに沿っていく方針だ。

 9:00 テントを畳んで、出発をした。headwallでは、遅めの8人組みが前になった。
 high campへのコースでは、今までそりに分散していた荷物も全てバックパックに乗せて行く。今までで最も重いバックパックを背負った我々も、前のチーム同様に遅いチームになっていた。
 13:00 16th ridgeのcache pointに着き、デポした荷物を取り出した。7-8kgの荷物を追加して背負っていく。この重さは本当にきつい。

Foraker from 16k ridgeForaker from 16k ridge 稜線にあがると晴れ上がった天気が最高だった。雪も締まっていて歩きやすい。高度感のあるルートだ。
 キャラは疲れて直ぐに止まり、汗を拭いたり、文句をいったり忙しい。

 16:00 high campに着いた。吹きさらしで、常に風が強い感じだ。
 手早くテントを建てると、お宝掘りに行った。high campから5分ほど奥の丘を越えたところに、各ガイド会社はそれぞれ、自分たちのcache pointを作って、道具や食料を埋めておく。これを使ったり、また使い残りを足していくのだ。シャベルなどは使いきれないほど、デポしてあった。
 これは厳密には国立公園のルール違反だが、パークレンジャーもなにも言わないようだ。

 夕食はtasty biteとという有名なレトルト食品メーカーのダールカレーだ。
 high campでは、キッチンテントは作らず、外で食べるか、天気が悪ければ各々のテントの中で食べる。この日は寒い中、外で食べた。
 明日はサミットへ出発だ。早々にテントへもぐった