Diary of 5/31-
Jungle March
Tracy and Ama Dablam @LobcheTracy and Ama Dablam @Lobche


Lobcheキャンプの標高

 Lobche BC 4,910m
 Lobche C1 5,290m
 Lobche East summit 6,119m

4/13 @EBC


Ropes05:00 小便に起きた。風もなく暖かい朝だ。-11℃。
07:00 起床。昨晩は4時くらいと6時くらいに大きめの雪崩が起きている。外をちょっと確認して、また直ぐに寝る。

09:00 Lobche campへ出発。ローテーション(高度順応)をするのだ。今日もまた、いい天気となった。
10:00 ゴラクシェプの食堂でティータイム。この隊は、ゴラクシェプの倉庫を借りてロープを預けてあるので、そこから引っ張り出す。

12:30 ロブチェのキャンプに着く。喉がいがらっぽい。クンブーコフだろうか。

 クンブー氷河帯域でよくかかる喉風邪をこう呼ぶ。氷河による乾いた空気と、風に舞うヤクの糞が原因という人もいるが、よくわかっていない。
 とにかく、この咳はしつこいのだ。すぐにうがいをして予防する。去年は苦しんだ。そこからの学習だ。

21:30 消灯。SPO2は85/64。調子は十分だ。

4/14 @Lobche basecamp

 
07:00 モーニングティー。少し雪が降った。2-3cmくらい積もる。すぐに日が差し溶けていく。

 ここまで、我々と同行してきたトレッカーの3人が、エベレスト街道を下っていく。ここで、さよならだ。
 皆、多かれ少なかれ順応に苦しんできた。そして目的地のEBCに到着することができた。
 今日は、晴れやかに下っていった。おめでとう。

 そして我々の登山は、これからだ。

12:30 昼飯はポテトの団子。うまい。食べ過ぎた。

 👟 👟 👟 

Jaco climbing @ LobcheJaco climbing @ Lobche13:30 ロブチェ登山へ出発予定時刻になったので、テントから出る。
 なんと、誰もいなかった。置いて行かれたのだ。皆、1時頃に出発したそうだ。やられた。

 直ぐに出発する。歩き始めると雪がちらついてきた。30分も歩くと、先を歩いているメンバー達が見えてきた。大きな岩の手前で、皆に追いついた。

14:40 LobcheのCamp 1に着く。TVのクルーが撮影をしまくっている。まあ90%は捨てカットなんだろう。
 雪は続けて降っている。少し昼寝をした。

 夕食は、自分で用意した。稚鮎のオイル漬缶詰と味噌汁。いい感じだ。

19:10 消灯。あまり眠くない時は、Kindleだ。

4/15 @Lobche camp1


Lobche icy routeIcy slope
07:30 出発。
 直ぐにスラブ状の岩が広がっている。そこに薄く氷が着いて、滑り台となっている。実にいやらしい状況だ。

 一時間近く慎重に進む。途中で、足元が氷から雪へと変わり、速度が上がった。

Lobche PeakUnder the Lobche Peak
11:30 頂上に到着。5977mだ。順応のため、しばらく頂上でゆっくりする。ランチのチョコレートを食べる。

13:00 下山を始める。頂上の200m位下でハーディープが登ってくるのに出会った。時間切れだ。頂上へ登りたがる彼を説得して、一緒に下りる。

 途中でATCを使って下りているパーティーを追い越す。二人が二本のFixed Ropeを独占して、ATCで下りているのだ。渋滞間違いなしなので、一本を渡してもらって、追い越した。

Dinner and Famous GrouseDinner and Famous Grouse
 LobcheのBasecampに戻ると、スコッチのFamous Grouseがあった。これはうれしい。
 あまりウィスキーが得意でないメンバーに、はちみつと塩とウィスキーでホットカクテルを作った。好評だった。

 夕食後のおしゃべりは不思議な話タイムだった。
 パイロットのアンドレアスが見た、操縦中の不思議な光の飛行物体の話。撮影クルーのジョンは、光るヒマラヤンデビルの話。私は、深夜のバーに登場するUnexpected Guestの話をした。実に盛り上がった。

21:30 消灯

4/16 @Lobche basecamp


Lobche Base campLobche Base camp
05:00 目が覚めて、寝袋の中で7時までうだうだしていた。少し雪。5mmくらいの積雪か。
 
 この日は、朝からヘリが何度も頭上を往復してうるさい。EBCでなにかあったのだろうか。
 後で聞くと、映画の撮影隊の引き揚げだった。


 Asian TreckingのリーダーのドクターニマがキャンプにDr.Nimawith Dr.Nima
やってきた。彼とは2013年のマナスルを一緒に登った。
 彼はその後、短期間の内にAsian Treckingを立ち上げ、オペレーターとして成功している。
 私に元気に挨拶をして、Lobcheに登っていった。

 コスモトレックがキャンプのテントをはっていた。日本のAG隊用のキャンプだろう。しかし、何百メーターも原っぱが空いているのに、なんで、我々のキャンプの3メーターの隣にはるんだろう。ラジオの音楽もうるさいし。
 皆、これには少しむっとしていたが、ここのキャンプは短期なので何も言わないことにした。

 夕食前に珍しくひょうが降ってきた。遠くで雷もなる。安定しない天気だ。

 👟 👟 👟 

 ロブチェの頂上に登れなかったハーディープは弱気になっていた。
 「お前に見たいに登山に強くなりたいよ」と、言ってきた。ケニア人って、強気そうなイメージがあったけど、繊細なのか?
 彼には、「まだ、チャンスはあるから頑張れ」と言った。まあ、本人の問題なので、あまりプッシュもできないが。

18:40 釣瓶落としのごとく、一瞬で真っ暗となる。

 無線でニュースが入ってくる。ディスカバリーの撮影クルーの1人のピーターが、EBCの近くの凍った川ですべり、腰をひどく打ち付けてしまった。そのままヘリで、カトマンズの病院送りとなったそうだ。遠征ではいろいろな事故が起きる。

4/17 @Lobche basecamp


Lobche climbingLobche climbing

05:00 起床。リッチーは自分のテントで、ローリングストーンズのStart me upを大音量でならす。目覚ましのモーニングミュージックだろう。
 鳴らすのはいいんだけど、その選曲は高校生のようで少し残念なセンスだ。

Lobche climbing and TV clueLobche climbing and TV clue
06:00 ロブチェ登山に出発。前回ほど、岩に氷が着いていない。
順調に登る。

Lobche in the snow
12:30 ロブチェの頂上に着く。今回はここでCampだ。雲の中の登頂となった。
 グレッグとハーディープが少し遅れて到着。今回は登頂できてよかったな、ハーディープ。

17:30 夕食は自前。カップ―ヌードルとチキンの缶詰。まあまあだ。
雪がちらちらふってきた。
18:00 iPodで音楽を聞きながら寝た。

4/18 @Lobche Summit camp


Lobche summit campLobche summit camp
06:00 起床。チョコと味噌汁で朝めし。6,000mでの朝めしは、これで十分だ。あまり食べない方が調子がいい。

 天気は最高のピーカン晴れ。頂上からベースまで一気に下りる。ハーディープも順調だ。オランダ人のヤコは登りはパワフルだが下りはビビり気味だ。人それぞれか。

 LobcheのBase campでAGの隊長の近藤さんと話す。今年も会いましたね、とか。
この隊は、日本人のタレントさんもいて、にぎやかだ。

 ランチ後にEBCへ移動。ゴラクシェプでお茶を飲んで。15時過ぎにEBCに着いた。
 ハーディープはまた遅れている。ルートが明確なので、誰も心配していないが、今後は、大丈夫か...

 👟 👟 👟 

 夕方、著名な登山家のConrad Ankerがキャンプを訪ねてきた。お茶を飲む。
 彼は、シェルパの登山学校ともいえるKhumbu Climbing Centerを設立し、技術の普及に努めている。
 なかなかカッコいい人だった。

 夜は、また、与太話タイムになる。

SweetsWelcome back sweets
 数年前、Asian Treckingは、このベースキャンプでパンを焼いて、訪問してきたトレッカー達に販売して人気だったそうだ。しかし、国立公園内での無許可のビジネスということになり、直ぐに禁止されてしまった。
 しかし、彼らのキャンプには隠れてマッサージ師がいるという噂も...

21:00 消灯。今日は長い一日だった。

4/19 @EBC

02:00 大きな雪崩の音で目をさます。そしてまた寝る。
05:00 強風の音で目を覚ます。15-20m/sくらいか。この時期に珍しい強さだ。

 午前中は、シャワー、爪切り、ひげそり...ハウスキーピングで手一杯だ。

Pizza
 ランチはピザ。素晴らしくパリパリの生地だ。ネパール人のシェフは、コンロでうまく焼くものだ。デザートはフルーツヨーグルト。
 ドイツ人のアンドレアスは、高所のせいで鼻血が止まらず、昨夜のディナーはスキップしたが、もう止まったようだ。ランチに登場した。

 撮影隊のジョンは胃が痛くて、ランチをスキップ。いろいろあるなぁ。
 そういえば、カトマンズの病院に送られたピーターは12針も縫ったそうだ。

 ダイスゲームで時間をつぶす。

22:00 消灯

4/20 @EBC


EBC and PumoriEBC and Pumori

07:00 起床。
 朝食後に、日当たりのいいところに車座になって、今後のスケジュールの検討会をする。目的の半分はテレビ撮影用だったが...
 やはり、スケジュールの焦点は、いかにスピード勝負をするかだ。

 ローテーション(高度順応)は、ロブチェのピークに泊まり、6,100mまで終わっている。次は、7,000m越えの順応。エベレストのHigh C3に泊まり、7,400mまで終える予定だ。
 普通はその後、EBCに下りて、休息をとってから、サミットプッシュとなる。
 しかし今回は、C3の後でベースまで下りずに、C2で休み、そこから頂上へ登るという作戦を立てた。スピード重視のアプローチだ。これで、Icefallを登る回数も減る。

 隊長のラッセルは、ハーディープには、「今のスピードだと登頂は難しいよ。早く順応して、ちゃんと皆に着いて行けよ」と、忠告していた。

 ミーティングの後、ハーディープと、立ち話をする。
 彼は、「遠征の予定期間は、まだ一か月以上もあるのに、なんでそんなに急ぐのか分からない」と、言ってきた。
 「今年はエルニーニョによる温暖化の年、いつ雪の状態が悪くなるかわからない。モンスーンも早いかもしれない。山は突然クローズするのだ」と、彼に話した。

 👟 👟 👟 

Fried rice dinnerDinner
 これまでは、冬用のシングルブーツで登っていたが、これからはいよいよ8,000mブーツだ。今回はスカルパ8000を履く。アイゼンのサイズを靴とあわせて、歯をやすりで研いでおいた。
 
 登り始めて気付いたのだが、いつの間にか少し足が大きくなっていて、この靴では少し爪が痛かった。

21:35 ハーディープの咳がひどい。寝るときに出るみたいだ。アンドレアスも時々苦しんでいる。散々、警告したのに。クンブーコフを皆なめているのだ。

4/21 @EBC


Puja
07:00 起床。小便が1L近く出た。溜め過ぎだ。

 今日はプジャの日。クムジュンで行った特別な奴ではなく、普通のプジャだ。
Puja and bird
 プジャの儀式の途中で、旗の中心に立てた棒の先に、カラスのような鳥がとまる。
 これは縁起がいいのだ!

 もっとも、棒の先に鳥の好きな食べ物を付けておくのだが。これも生活の知恵?

 昼は、ハンバーガーとポテト。今日も食べ過ぎだ。

Hat partyHat party
18:00 ハットパーティーを行った。各自が手作りのハットをかぶって、飲むという謎の集まりだ。AC隊のメンバーも参加した。ワインとウィスキーが飲みきれないほど並ぶ。

King of chikenKing of chiken
 私は、キングオブチキンというテーマでハットを作った。

Moon and NuptseMoon and Nuptse
21:30 満月の写真を撮ってから寝る。SPO2は、89/81。脈が少し速い。ちょっと飲み過ぎ?



4/22 @EBC


Training cource buildingTraining cource building
 朝食後にMtg。
 ルート工作が遅れている。どうしようか、という検討だったが、少し出発日を後らせることにした。

 午前中、ガイドのリッチーと近くの氷河に行き、ロープと梯子でトレーニング場を作った。横梯子、縦梯子、ユマーリング、アームラップ、懸垂下降のコースをつないでルートにする。本格的で、なかなかよい。

TrainingTraining
 午後には、クライマーを呼んでコースを回る。30分のルートだったが、皆、一時間以上かかっていた。
 皆、懸垂下降にビビりすぎ。

Lamb ChopLamb Chop
 ディナーは、ラムチョップ。私の好物。万歳!

 食後、ラッセルから、ハーディープに懸垂下降をしっかりやるように指導がはいる。

(ラッセル):懸垂下降がしっかりできないと、ローツェフェイスから、降りられないぞ
(ハーディープ):アイゼンの爪が十分尖ってないから、降りにくいんだ
(ラッセル):じゃあ、俺のアイゼンを貸すよ。

 懸垂下降に足は関係ないんだけどな。。。と思ったが、黙っていた

20:50 消灯 SPO2 86/88 ワインの飲みすぎだ。

4/23 @EBC


RappelingRappelling
7:00 モーニングティー。-9℃。
7:30 日が差し、すぐに3℃に。暖かい。
8:00 朝食。いつもうまい。

 ドイツ人のアンドレアスが、アイゼンの爪のとがりを気にしていたので、やすりを貸してあげた。彼も懸垂下降で苦労をしていた。昨日のハーディープの発言が気になったのだろうか。
 今日も、トレーニングを多少する。懸垂下降は多少の改善か...

 👟 👟 👟
 午前遅く、女性初で8000mの14座を登頂した、スペイン人のDonna(Edurne Pasabanさん)が昼飯を食べにきた。

 彼女との会話の中で、最も印象に残った山はどこだったの質問に対して、
「K2は最も難しく、アンナプルナは最も危険だった。でも、最も手こずったのはシシャパンマよ。8000m峰は皆、それぞれのチャレンジがあるわ」というのは、まさに名言だった。
 シシャパンマは8000m峰の中でも入門的な山と言われている。そして、彼女は、その山への5度目のチャレンジで、頂上に立ったのだ。

 👟 👟 👟 

 夕飯前にまったりタイム。グレッグが、ネパール人料理人とSteak dinnerSteak dinner
話している。
 朝飯は卵料理がつくが、大体、オムレツか目玉焼きだ。グレッグは、スクランブルエッグにしてくれと、リクエストをした。さらに、マヨネーズをかけて食べたいんので、今度の食料便でマヨネーズをとりよせるように頼んだ。

 どちらも難しいリクエストではないが、グレッグはこの手の、ちょっとしたリクエストが多い。これも彼の野生の本能がなせる業なのか。


 この遠征中に、もう一つのグループのトレッカーがEBCまで登ってくることになっていた。6人のトレッカーは数日前にルクラを出発し、EBCまで来て数日を過ごし、また下山する予定だ。
 そして、EBCに無線で連絡が入った。トレッキングのメンバーの内、72歳の親と娘がトレッキング初日でgive-upして帰ったそうだ。その数日後、68歳の親と娘とボーイフレンドの三人組は、クムジュンで高山病でリタイア。ヘリで降りたそうだ。
 残る一人は写真家だが、彼はEBCまで到達した。
 しかし、折角の長期トレッキングなのに、早々のリタイアが多い。皆、気軽に申し込んで、参加するのかな?

21:10 消灯 SPO2:83/62 飲まない日はこんなものです。

4/24 @EBC


Lotseface from Pumori C1Lotseface from Pumori C1 EBCに来た日本人トレッカーが帰りがけに、高山病で亡くなったそうだ。

 EBCではNcellは繋がりにくいが、昨年からWifiが飛んでいる。そこでインターネットを通じて、世の中のメジャーなニュースはよくわかるが、この手のローカルなニュースは噂でしか入ってこない。
 亡くなったのがクライマーではなく、またEBCから離れて亡くなったため、この話の詳細は分からなかった。

 日本でも多少のニュースになっていたようだ。エベレストで日本人死亡と出ると、知り合いから、大丈夫?と問い合わせが入ってくる... この日も、私を心配して問い合わせが入っていた。

 朝食後、プモリのC1まで、皆でハイキングをした。ここは、本当に眺めがいい。ちょっと風が冷たいが。
ローツェフェイスがよく見える。皆、元気に登ったが、ハーディープは少し遅れて着いた。

 👟 👟 👟 

 この日、夕食後、「シェルパ」という映画をDVDで見た。エベレストの遠征を題材にした映画で、2014年に、EBCにカメラを入れて撮影された。

 シェルパのプルバが主演級で登場する。プルバの家族も出てくる。映画のポスターもプルバの写真だ。
 ラッセルの隊にカメラを入れて撮影したので、ラッセルも沢山出てくるし、他にも私の知り合いのシェルパやクライマーが出ていた。
 一般上映はなかったが、多少の賞をとったりもした。

 そして、映画を見たことがなかった我々クライマーは、ラッセルに言って、夕食後に上映会をしてもらったのだ。

 👟 👟 👟 

 映画を見終わった。しかし、映画は期待してた内容とは少し違って、いやな感じが残った。
 我々が感想を話している間。ラッセルは静かに聞いていた。
 そして、悲しい顔で語りだした。

 長い話なので、別に記すことにする。

 この夜は、しんみりと過ごした。

4/25 @EBC


candles
07:00 ピーで起きる。小便だ。-10℃。寒いが、いい天気だ。この所、ずっといい天気だ、これも温暖化の影響か。
 しかし、エベレストの上空にはまだジェット気流が居座っているようだ。まだ、登るのには早いのか。

11:30 去年の雪崩から一周忌だ。黙とうをささげた。エベレスト最大の死者数。そして、沢山の人が怪我をして血まみれだった。手当をした。運ばれてきてすぐに亡くなった人もいた。

 沢山の負傷者の手当をして、夜も付き添った。でも、最初から何もできず、そのまま亡くなったネパール人の青年。今日は、何度も彼のことを思い出す。
 今日は亡くなった人のための儀式だから、彼を思い出すのか。今更なのに、無念に思う。
 もうどうしようもない。でも、遠征に行く時に、以前より、少し多く止血用の包帯を持って行くようになった。

 👟 👟 👟 

 午後からも日が照る。暑い暑い。うだるテント。登れるタイミングを、待つ待つ。

Scotch nightScotch night - Hardeep and Tracy
 夜のMtg。天気が落ち着いてきたので、4/28にローテーションに出ようということになった。
 C1,C2と登って、最終的に C3 stayのローテーションだ。しかも、C2に戻った後、今度はそのままサミットプッシュだ!!!
 ついに来たーーー。って感じです。皆、興奮してスコッチナイトとなった。

21:14 消灯。SPO2は88/86。飲みすぎ興奮中だ。

4/26 @EBC


IcefallIcefall
07:00 起床。今朝はやたらヘリが飛んでいる。C1でレスキュー要請だ。朝食を食べていたら、今度はC2からレスキュー要請。なんか、上のほうのキャンプは忙しいなぁ。

 グレッグが、自分のサーマレストを壊したらしい。あんまりいないぞ、ベースキャンプでマットを壊す奴。

 C3までのローテーションのプランと、本チャンの酸素タンクのプランを確認した。
 ローテーション、休み、本チャンとつないで、5/7がサミット予定日となる。ウォー!!!盛り上がってくる
 そして、これは秘密作戦。空いている状況で登頂するために、ほかのチームには伝えないことにしている。
Route to IcefallRoute to Icefall

 昼間のうちに、アイスフォールまでのアプローチを確認した。
1時間くらいだ。ずいぶんペニテンテス(尖塔)が育っていて、歩きにくそうだ。

4/27 @EBC


07:00 起床。今日もいい天気。そして風が強い。これは予報通りだ。天気予報の精度が上がると、予定を立てやすい。いい傾向だ。

 今晩の真夜中に出発なので、荷物のパッキング。食料が多くて入りきらない。日本から持ってきた。アルファ米、缶詰、インスタント味噌汁、アーモンドチョコ。少し絞る。

Beef dinner ディナーは、ビーフだった。一昨日はダック、昨日はポーク。目先が変わっていい。
 エベレストでは運搬が楽だから、塊で肉を運べるからね。
 これがK2だと、生きたまま動物を連れてきて、キャンプで絞めるから、何日も同じ肉が続くんだよね。

 明日は早い。20時に消灯。